【卓球】張本智和が偉大な先輩・水谷隼への思い明かす 「引退させません」発言の真意は

卓球男子団体銅メダルの張本智和、倉嶋洋介監督、丹羽孝希、水谷隼(左から)

東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得した日本代表の張本智和(18=木下グループ)が7日、テレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」に出演し、今大会をもって日本代表から退く意向を明言している水谷隼(32=木下グループ)へ思いを語った。

張本は韓国とメダルを争った決戦を振り返り「被災地にメダルを届けたいという思いで戦った。シングルス(4回戦)で負けて不安になったが、団体では先輩の力を借りて本来のプレーを取り戻せてメダルをお見せできた」と、出身地の宮城県へ向けて雄姿を見せられたことに安堵した。

一方、決勝後には代表引退を明言している水谷に「引退させません」と発言していた。それについて「昨日は試合した後で興奮していた。本心としても引退してほしくない気持ちは強いが、そこは水谷選手が決めることなので考えを尊重したい。本当に卓球界の神様。レジェンドです」と、卓球界を引っ張ってきた偉大な先輩への思いを吐露した。

水谷からは「卓球男子のエースにふさわしい存在。エースという自覚を持って先頭をどんどん突っ走ってほしい」と猛ゲキを入れられ、表情を引き締めていた。

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