ＮＨＫ大阪放送局は６日、延期となっていた「第５１回ＮＨＫ上方漫才コンテスト」（ＮＨＫ大阪ホール）を３０日に開催すると発表した。
出場資格が結成１０年未満ということで、若手の登竜門コンテストとして知られる同大会は例年、２～３月に開催されているが、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言の発令を受け延期していた。
１１９組のエントリーの中から本選に勝ち残ったのは、爛々、ニッポンの社長、カベポスター、丸亀じゃんご、エンペラー、ビスケットブラザーズ、チェリー大作戦、からし蓮根の８組。
ラストイヤーに本選初出場を決めたエンペラーは「１０年かかって初めて本選に行けました。やっと行けたかという思いです。ＮＨＫから嫌われているかと思っていました。まず、僕たちのことを知ってもらいたいと思っています」。
一方、女性コンビ唯一の本選出場となった爛々は「お待たせしました！という気持ちです。女性の本選出場者としては、ゆりやんレトリィバァさん以来ですが、ただの若手の女の子の漫才ではないと思ってもらいたいです。自信をもって自分たちらしさをアピールしたいと思います」と意気込んだ。
５０年以上も続くコンテストだけに、過去の優勝者には中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人、トミーズなど、現在は大御所となったコンビも名を連ねる。その一方で島田紳助・松本竜介（後に竜助に改名）やダウンタウンは、優勝を逃すという意外な結果に終わっている。
紳助・竜介が優勝を逃した時に優勝したのは、大木こだま・ひびきのこだまが前の相方と組んでいた「大木こだま・ひかり」だった。
「紳助さんはよほど悔しかったのか、喜んで泣いていたこだまさんに『泣くな！』と言って花束を投げ捨てたのは有名な話。後に謝罪して和解したけど、当時はそれほど真剣に戦っていた」（お笑い関係者）
今年はどのコンビが優勝するのか？
