【自転車】新田祐大 決勝級メンバー倒し準々決勝へ「レース後の脚の痛みに立ち向かう気持ちで踏み込んだ」

新田祐大(中)は1着ゴールに握りこぶし(ロイター)

東京五輪の自転車競技トラック種目は静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで7日、男子ケイリンを行った。

新田祐大(35=JPCA福島)は1回戦4組に出場。同組には前日にスプリントで金メダルを獲得したハリー・ラブレイセン(オランダ)を筆頭に、決勝クラスのメンバーが顔をそろえた。

スタートは先頭の位置からになり、流れに乗って3番手を確保すると、力強いまくりを放って1着ゴール。8日の準々決勝に進んだ。

「初戦から出し惜しみをせず、レース後の脚の痛みに立ち向かう気持ちでペダルを踏み込んだ。臆することなく勇気を持って勝負できた。一戦一戦、悔いの残らないようにする」

自転車の魅力を広めるために、この大会にすべてをささげてきた求道者。明確な目標である金メダル獲得に向け、全身全霊を傾ける。

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