【侍ジャパン】稲葉監督が感無量 3回村上の一発は「少しこっちに流れがきた」

王貞治氏(右)に祝福され感極まる稲葉監督

正式種目として初の五輪金メダルに侍ジャパン・稲葉篤紀監督(48)が感極まった。

米国最後の打者を二ゴロに仕留めた瞬間、指揮官の目には光るものが…。「みんな、本当に一生懸命ここまでやってくれて、そんな思いが最後、グッときました」

ナインの胴上げで宙に5回舞った指揮官は「いやもう最高ですね」と笑顔。先発の森下(広島)とは前日にひざを突き合わせた。5回無失点の好投に「素晴らしいですね。度胸と言いますかね。昨日も少しお話をさせていただいたんですけどもね、想像以上のものを出してくれましたね」と最敬礼だった。

また3回、貴重な先制アーチの村上(ヤクルト)には「あそこは重たい空気だったんですけど、あの一発で少しこっちに流れがきたと思います」とターニングポイントに挙げた。

改めて金メダルについて聞かれ「本当にみんなが頑張ってくれましたし、テレビの前でたくさんの方が応援していただきましたし、またサポートしてくださいました方々もいますし、本当にみんなでつかんだ金メダルだと思います」と感謝の言葉を並べた。

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