ブラジルが2大会連続の金メダル!スペインとの延長戦に及ぶ死闘制す

 7日に東京オリンピック男子サッカー決勝が開催され、U-24ブラジル代表とU-24スペイン代表が対戦した。

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 数多の死闘を勝ち抜き、優勝候補同士が顔を合わせたファイナル。前半からイエローカード飛び交い緊張感が漂う中、ブラジルがチャンスをモノにする。リシャルリソンがPKを失敗したものの、前半アディショナルタイムに左サイドからのクロスが流れると、ダニ・アウベスがペナルティエリア右から折り返す。マテウス・クニャが沈め、ブラジルが貴重な先制点をゲットする。

 ピリピリとした空気のまま迎えた後半は、スペインが高い技術を披露する。61分に右サイド敵陣深くからカルロス・ソレルがふわりとしたクロスを送ると、ミケル・オジャルサバルが反応。左足ボレーでゴールネットに突き刺し、スペインがスコアをタイに戻す。その後は両者一歩も譲らず、1-1で90分が終了。勝負は延長戦に突入した。

 日本の蒸し暑い気候に中3日の過密スケジュール。疲労の様子が色濃く見える中、ブラジルが一瞬の隙をつく。延長後半108分にアントニが右サイドの敵陣浅い位置から左サイドへロングボールを出すと、抜け出したマウコムがペナルティエリア内へ進入。GKとの一対一を制し、値千金の勝ち越し弾を挙げる。延長戦に及ぶ激闘は最終スコア2-1でブラジルが勝利し、2大会連続オリンピック金メダルを獲得した。

ブラジルが延長戦の末スペイン下し2大会連続の金メダル Photo Clive Mason

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