【新日本】Jr.タッグ王者・石森&ファンタズモ リーグ開幕戦で3連覇中の3K粉砕

3Kを下し、勝ち誇るファンタズモ(奥左)と石森(右)

新日本プロレス7日の後楽園ホール大会で「SUPER Jr.TAG LEAGUE」が開幕。IWGPジュニアタッグ王者の石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組が大会3連覇中のYOH(33)、SHO(31)組を下し、初優勝へ絶好のスタートを切った。

わずか1か月半前に王座戦を戦ったばかりで、互いに手の内を知り尽くす両チームの公式戦は、一進一退の攻防の連続となった。石森組はファンタズモが場外のSHOにムーンサルトアタックを発射。3Kを分断してYOHを孤立させて勝負に出た。

ジャンピングニーからブラディークロスを狙った石森は、これを阻止されるとYOHの丸め込み連発で反撃を許す。逆さ押さえ込み、首固め、さらにはファイブスタークラッチを狙われるが、これを切り返すとBоne Lоckで捕獲。最後はブラディークロスをさく裂させて激闘に終止符を打った。

試合後にリング上では3Kに公開説教。ファンタズモが「もう全然だめだな、お前ら。SHOはMMAをやりたいんだろ? 才能もないくせに。YOHがなりたいのはファッションデザイナーとミュージシャンだろ。SHO以上に才能ゼロだけどな。今の自分たちを鏡でよく見てみろ。本気で新日本のジュニアタッグのことを思うのなら引退することだな」と罵詈雑言を浴びせると、石森も「分かるか、ファンタズモの言ったこと。お前ら、ヘナチョコってこと!」と三下り半を突き付けた。

ともあれ優勝候補対決を制し、王者としてのリーグ戦制覇へ視界良好だ。ファンタズモは「俺たちはジュニアタッグのナンバーワンにとどまらず、新日本のナンバーワンタッグチームだ。優勝したらヘビー級のタッグのベルトに挑戦する。誰がベルトを巻いていても関係ない」と高らかに宣言した。

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