【侍ジャパン】稲葉監督 五輪「金」の意義を力説「日本の野球の強さを世界に送れた」

侍ジャパンの選手たちと試合後に記念撮影する稲葉監督(中)

東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が、2017年の監督就任から作り上げたチームに胸を張った。

メダル授与式後の公式会見で、五輪金の意味を聞かれた指揮官は「金を取ることによって、日本の野球の強さというものを世界に見てもらう。またこれをきっかけに、野球を始める子供も大人もそうですけども、野球をもっともっと世界に普及できる。少しでも日本の野球というものを世界に強さを送れたのではないか」と〝日本野球伝道〟の意義を強調した。

また海外メディアからの「日本の野球とは?」との根本的な問いに「日本の野球というのは、投手中心とした守りの野球、そこから攻撃に移るという野球。よくスモールベースボールという表現をしますが、私はスピード&パワーというものを掲げてやってきました」と丁寧に説明。「そこにはもちろんスティールであったり、エンドランであったり、バントも含めて細かい野球も含めて、日本の野球だというふうに思っております」と、侍ジャパンで体現してきた野球を総括した。

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