佐世保の魅力 再発見 「鎮守府」構成資産巡る

旧佐世保鎮守府凱旋記念館を見学する参加者=佐世保市平瀬町

 日本遺産「旧海軍佐世保鎮守府」の構成資産を歩いて見て回る「佐世保の魅力を再発見!~凱旋(がいせん)記念館と近代化遺産めぐり~」が7日、長崎県佐世保市平瀬町の旧佐世保鎮守府凱旋記念館を発着点とするコースであり、参加者17人が遺産を通して歴史を学んだ。
 市民に身近な遺産を知ってもらおうと、市とアルカスSASEBOが共同で企画。参加者は、第1次世界大戦における同鎮守府所属艦艇の活躍をたたえて建設された凱旋記念館を出発。市教委文化財課の川内野篤係長(42)による説明を聞きながら、同鎮守府の長官官舎跡や防空指揮所前、海上自衛隊佐世保史料館など計9カ所を約3時間かけて巡った。
 夏休みの自由研究の一環で参加した市立清水小5年の富田浩生君(10)は「初めて見るものばかりで、勉強になった」、父の浩司さん(42)は「当時の技術の高さやデザインに驚いた」と話した。

© 株式会社長崎新聞社