真岡の放課後デイでクラスター 栃木県内新たに164人感染 新型コロナ、7日発表

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は7日、新たに計164人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの発表数では過去3番目に多かった。新規感染者が100人を超えるのは5日連続で、「第5波」の勢いが依然続いている格好だ。真岡市内の放課後デイサービスで県内93例目のクラスター(感染者集団)が発生し、計8人の感染が判明した。

 新規感染者は10歳未満~80代の男女。県内の累計感染者数は9216人となった。これまでの感染者のうち変異株「デルタ株」疑いは71人が確認された。年代は10歳未満~70代の男女。このうち48人の感染経路が不明だった。 

 真岡市内のクラスターは7日までに50人を検査し、8人の陽性が判明した。10歳未満~60代の男女で、職員が2人で利用者が6人だった。密集した状態で利用者がバスを利用したことや、施設内でのマスク未着用などが原因と推定されている。施設は今月上旬から休業しており、8日以降も受検していない利用者や職員の検査を進める。

 県と宇都宮市は7日、計320件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は35万9880件、退院者7905人、入院者236人、宿泊療養者135人、自宅療養者863人、入院調整中50人、重症者は1人増え16人。

県内の新型コロナウイルス感染者(7日発表)

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