【レスリング】勇気の金メダル須崎優衣「誰かの活力になっていたらうれしい」

金メダルを手にポーズを決める須崎優衣(左)と乙黒拓斗(代表撮影)

東京五輪レスリング女子50キロ級の金メダリスト・須崎優衣(22=早大)と同男子フリースタイル65キロ級で金メダルを獲得した乙黒拓斗(22=自衛隊)が快挙から一夜明けた8日、都内で会見を行った。

須崎は「8年間目指してきた金メダルを獲得できたという実感が少しずつ湧いてきた。勇気を持って攻めるレスリングで金メダルを獲得して、勇気や感動をお届けできるように頑張ろうと思っていた。誰かの活力になっていたらうれしい」。乙黒は「金メダルが手元にあるのは不思議で、まだ夢のような気持ちです」と語った。

ともに五輪初出場でつかんだ表彰台の頂点。2024年パリ五輪など今後について須崎は「東京五輪で金メダルを取れてさらなる高みを目指したいと思った。体を休めて次の目標へ向かっていきたい」。乙黒は「3年後にパリ五輪があるが、目指すかはわからない。この後休んで少しずつ前に進めたらいいなと考えている」と語るにとどめた。

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