ロンドン銀・三宅諒 河村市長に「見れば見るほどキツいっすね」「アスリートとして許せない」

ロンドン五輪のフェンシング団体で銀メダルを獲得した三宅諒

フェンシング男子フルーレのロンドン五輪団体銀メダリスト・三宅諒が8日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)にリモート出演。名古屋市の河村たかし市長が東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友投手の金メダルをかじった問題についてコメントした。

三宅は「映像何回も見てるんですけど、見れば見るほどキツいっすね、これ」と苦笑。さらに「やはり、メダルは目にしていただくものなので、ぜひ口にはしないでいただきたいというのは強くお願いしたいですし、見せた側としても、こういう感じで扱われると『オリンピック興味ないんだな』って分かるんですよ」と指摘した。

また「この映像を見てSNSとかでも、アスリートというのが政治家の〝飼いもの〟だと。飼い主が政治家で、それにアスリートがいるっていう見え方もされてたりする。僕らがメダルを取ってきて河村さんが噛んでいたら、河村さんのためにわれわれが取ってきたんじゃないか?って確かに思われる。そういうところは、アスリートとして許せないですね」と断じた。

一方、この騒動で表敬訪問そのものの是非も話題となっているが、三宅は「やはり国のお金であったり、地方自治体のお金が出ているというところもある。その中で結果を出したので、その中のみんなに見てもらいたいというのはあるので、表敬訪問はするべきだなとは思っている」と私見を述べた。

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