巨人の道産子右腕・鍵谷が〝凱旋〟 後半戦に向けて大きな収穫

守備練習をする鍵谷

道産子右腕が凱旋登板を果たした。巨人の鍵谷陽平投手(30)が8日に行われたエキシビションマッチ・日本ハム戦(函館)に7回から救援登板し、0回2/3を投げて1失点だった。

球場から車で30分ほどにある亀田郡七飯町出身の右腕にとっては、この日が約5年ぶりとなる地元での登板。ふるさとで投げる喜びをかみしめながらマウンドに上がった鍵谷だったが、古巣の後輩・大田に左越え二塁打を放たれ、早速ピンチを招く。その後は、続く万波を三ゴロ、石井を一ゴロに打ち取って二死三塁としたところで6番手・高梨にバトンタッチ。結果、高梨が代打の代打・郡に適時三塁打を許し失点となった。

それでも、後半戦に向けて収穫のある試合となった。試合後、鍵谷は「先頭打者に安打は打たれましたが、そこから粘って二死まで行けたので、あそこで先頭しっかり抑えるのを次はしっかりやっていきたいし、やらなきゃいけないなと思います」と明確な修正点を告白。地元で雄姿を見せることができたことについても「地元で久しぶりにプレーしたっていうのは良かったですね」と笑顔も見せた。

前半戦は37試合に登板して防御率2・49と大車輪の活躍を見せたリリーフ右腕が、後半戦での変わらぬ奮投を誓う。

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