巨人の直江大輔投手(21)が25日、侍ジャパン相手に粘投を見せた。
侍ジャパン強化試合(楽天生命)で先発した3年目右腕は初回、安打と自身の失策で無死一、三塁のピンチを迎えた。右腕は落ち着いて3番・吉田尚(オリックス)を二ゴロ併殺に打ち取り、最少失点で切り抜けた。
徐々に調子を上げた背番号54は、キレのある変化球で追加点を許さず4、5回は無安打3奪三振で登板を終えた。
5回67球4安打4奪三振1失点(自責0)の結果に直江は「(侍は)全員がすごすぎるので。逆に全部力を入れていってもダメ」とスター軍団との対戦を振り返ると、「後半戦に向けてのいいアピールの場所だと思っていた。満足はしていないですけど、(一軍で)初めて5回も投げ切れましたし、そういった部分では後半につながるものも出せたんじゃないかなと思います」と前を向いた。
昨年10月、腰を手術し育成に落ちたが6月に支配下再昇格。首脳陣から制球力と将来性を認められ、大舞台に抜てきされた右腕が後半戦でローテ入りを目指す。