薮下楓 STU48卒業、芸能界を引退「卒業後の次のことは秘密です(笑)」

薮下楓(中)が最後のステージで熱唱(©STU48)

瀬戸内7県を拠点に活動する「STU48」の薮下楓(20)が8日、兵庫・神戸国際会館で行われた卒業コンサートをもって、グループから卒業し、芸能界からも引退した。

アンコールでは会場から手拍子が起き、ファン有志から贈られた白いドレスに身を包んだ薮下が登場。「フラワー」をソロで歌唱した。

歌唱途中で卒業コンサートグッズのライトを手に持った全メンバーが現れ、ステージが星空のようにライトアップされた。

その後、瀬戸内への感謝を込めて、薮下を中心に「瀬戸内の声」を熱唱。最後のMCで、薮下は「アイドル活動を通してたくさん悩んだり、ファンの皆さんに応援したいと思って思ってもらったり、人間として成長することができました。私はファンの皆さんのことをずっと忘れないですし、私のことを思い出してくれるとうれしいです」と感謝を伝えた。

ラスト曲はSTU48の代表曲「夢力」を全員でパフォーマンス。歌唱後は薮下がステージに残り、「すっごく幸せでした。またどこかで会いましょう!」と呼びかけ、ステージセットの気球に乗って笑顔でファンに最後の別れをした。

公演終了後は、船上劇場「STU48号」に移動し、展示していた自身の壁掛け写真を外した。

オーディションを受けた場所も、デビューシングル「暗闇」の初披露した場所も兵庫県。卒業コン前にも、縁のある兵庫県での開催を喜んでいた薮下は「アイドルとは、明日への活力になるもの! 卒業後もSTU48を応援していくので、皆さんも応援していただけるとうれしいです。瀬戸内はステキな場所が多いです。プライベートでも遊びに行きたい場所がたくさんあるので、皆さんとどこかでバッタリお会いできたらいいなと思ってます」と話した。

薮下は2017年3月に1期生オーディションに合格。姉は元NMB48の薮下柊さん(芸能界引退)。この日は卒業後の進路は明かさなかったが、すでに芸能界引退を表明していた。

薮下は「4年半の活動を見てくださりありがとうございました。ファンの皆さんはどんな時も私の見方で『楓ちゃんを見ていると元気になる!』って言ってくださって楽しくお話ししてくださったりしてくれてうれしかったです」と感謝。「私はこれからアイドルではなくなります。卒業後の次のことは秘密です(笑い)。いつも活動を支えてくださったファンの方々、スタッフの皆さん、そしてメンバーのみんな、ありがとうございました!」と伝えた。

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