女子プロレス「アイスリボン」の15周年記念大会が9日に横浜武道館で行われ、FantastICE王者の山下りな(32)がデスマッチルールで防衛戦に臨み、鈴季すず(18)を下し、V1に成功した。
横浜武道館で初めてのデスマッチは「サマーボード+凶器持ち込み」で行われ、試合は互いに血で血を洗う熱戦に。山下が鈴季の持ち込んだ蛍光灯を奪って思い切りぶん殴るなど、序盤から激しい戦いが展開される。その後も空き缶の付いた「サマーボード」や有刺鉄線チェアが飛び交ったが、最後は山下がスプラッシュマウンテンで鈴季を叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、山下は「一発一発に心を込めているすずのデスマッチへの情熱が伝わってきました。ただ、私のデスマッチの日常が少し多かったと思います。次はぜひ、ノンタイトルで何もない鈴季すずとぶつかり合いたいと思います」と満足げ。さらに「すずはかわいいデスマッチの後輩でもあるので、私が王者として道を作ってあげますよ」と力をこめた。
一方、敗れた鈴季は「痛いけどなんか幸せでした」と不気味な笑み。さらに「(数年後)横浜武道館で一番最初にデスマッチをした人は誰だっけ?ってなった時、山下りなと鈴季すずの名前が上がるということなので。伝説作りました」と満足げだった。