第19週の週間MVPは2週連続のスプリンガーと打棒爆発のクロン

日本時間8月10日、2021年シーズン第19週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグは2週連続でジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ナ・リーグはC・J・クロン(ロッキーズ)が選出された。自身4度目の週間MVP選出となったスプリンガーはブルージェイズの球団史上初となる2週連続の受賞。週間MVPを2週連続で受賞するのはメジャー全体では昨年8月のマニー・マチャド(パドレス)以来である。一方、自身初の週間MVPに輝いたクロンはロッキーズではジョシュア・フエンテスに続いて今季2人目となった。

スプリンガーは8試合に出場して打率.364(33打数12安打)、3二塁打、1三塁打、3本塁打、11打点、出塁率.389、長打率.788、OPS1.177の好成績をマーク。8月4日(現地時間)のインディアンス戦で今季2本目となる初回初球先頭打者アーチを放ったが、これは2007年のアレックス・リオスと2014年のホゼ・レイエスに次ぐ球団史上3人目の快挙だった。また、8月3~4日(現地時間)のインディアンス戦で2試合連続の先頭打者アーチを放ったが、これは1983年のダマソ・ガルシア、2000年のホゼ・クルーズ、2016年のデボン・トラビスに次ぐ球団史上4人目の快挙。さらに、8月8日(現地時間)のレッドソックス戦では8回裏にマット・バーンズから14号逆転3ランを放ち、チームを逆転勝利に導いた。

クロンは5試合に出場して打率.556(18打数10安打)、1二塁打、4本塁打、16打点、出塁率.636、長打率1.278、OPS1.914と打棒爆発。出場した5試合中4試合でマルチ安打&マルチ打点を記録し、うち2試合でマルチ本塁打も記録した。特に8月8日(現地時間)のマーリンズ戦では満塁弾を含む2本塁打7打点の大暴れ。1試合7打点は自己最多で、ロッキーズでは2019年のトレバー・ストーリー以来であり、1シーズンに3本の満塁弾を放つのは球団史上初の快挙となった。また、マーリンズ3連戦では13打点を荒稼ぎ。3連戦で13打点は1999年のラリー・ウォーカーに並ぶ球団タイ記録であり、打点が公式記録となった1920年以降、3連戦で8得点以上&13打点以上を記録するのはメジャー史上初の快挙だった。

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