巨人・メルセデスが男になって帰還 五輪銅に「嬉しい気持ちでいっぱい」

“男になって”帰ってきたメルセデス

頼れる助っ人が帰ってきた。東京五輪の野球・ドミニカ代表として銅メダル獲得に貢献した巨人のC・C・メルセデス投手(27)が10日に、チームに戻ってきた。

この日の午前中にジャイアンツ球場で練習を行ったメルセデス。チームメートとの久々の再会に笑顔を見せるなど、終始リラックスした様子で汗を流した。

練習後、取材に応じた右腕は、その喜びの胸の内を告白。「正直今でも本当かなと、うれしい気持ちでいっぱいです。やっぱり、この勝利っていうのはドミニカの歴史にとっても非常に大きいものだったと思いますし、ドミニカの国全体が喜んで祝福してくれていると思います。自分にとっても本当にうれしくて、本当にワクワクして、何とも言えない素晴らしい経験ができました」と、目を輝かせた。

夢の舞台も幕を閉じ、次に目指すはリーグ優勝、そして悲願の日本一奪回だ。「このシーズンに入った時からしっかりいいコンディションを維持して、いい投球をしてチームの勝利に貢献するというのは変わっていないので、オリンピックっていうのはありましたけど、そこは変わらず継続してやっていきたいと思います」。五輪で得た経験と自信を糧に、後半戦での活躍に期待が集まる。

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