五輪銅の巨人・メルセデスが無休で後半戦ローテ入り 宮本コーチ「男になって帰ってきた」

ドミニカ代表で銅メダルを獲得したメルセデス

東京五輪ドミニカ共和国代表のエースとして銅メダル獲得に貢献した巨人の左腕C・C・メルセデス投手(27)が、休みなしでシーズン後半戦に挑む。

9日、巨人はエキシビジョンマッチ最終・日本ハム戦を3―3で引き分け(6回終了時、日没コールド)。試合後、宮本投手チーフコーチはメルセデスの後半戦スタートからのローテ入りに「本当に母国のためにしっかり戦ってきて、その中でも中3日という中で投げてきても、しっかりと役割を果たしたと思うので、その気持ちをジャイアンツのユニフォームを着て頑張ってほしいと思います」とゴーサインを出した。

メルセデスは日本戦(7月28日、福島)で7回途中1失点と好投すると、3日のイスラエル戦(横浜)では5回途中4失点。それでも7日の3位決定・韓国戦(横浜)で5回途中から中3日でリリーフ登板。4イニングを無失点に抑え銅メダルを手にした。宮本コーチは「その(銅メダルの)プライドもあるだろうし、いい形で男になって帰ってきたなと思います」と左腕の〝五輪効果〟による成長を期待していた。

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