森保ジャパンが臨むカタールW杯アジア最終予選の開催方式と放映権はいったいどうなるのか。
日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)は10日にオンラインで取材に応じ、集中開催を含む変則的な開催の可能性が浮上している最終予選の大会方式について「集中開催は、感染がかなり東南アジアやオーストラリアなどアジアで広がっている。そうした中でいろんな選択肢が出てくる」としたうえで「今のところ私のもとに入ってきている情報は、セントラル(集中開催)というのは入っておらず、それぞれの国が責任を持ってホームゲームをやる。やれない場合は第3国でやると考えている」と現状では従来通りのホームアンドアウェー方式が濃厚との見解。そして「日本もホームアンドアウェーを第一で考えている」と日本側の要望を示した。
また、最終予選の放映権も未定だが「放送に関しては、権利をAFC(アジアサッカー連盟)が一括管理している」としたうえで「我々の要望として地上波ですべての試合をと要望しているが、アウェーの試合についてはそれが全てではない可能性があると聞いている」とアウェーの試合は地上波放送がない可能性が出てきた。
それでも「最終的にどうなるかということころで、まず地上波でやってもらいたいというのが我々の希望だ」と重ねて全試合の地上波放送を要望した。9月からスタートする最終予選は目前に迫っているが、いまだに詳細が決まらず混乱が続いているようだ。