【なでしこジャパン】JFA田嶋会長 2011年ドイツW杯劇的Vの再現を期待

試合後、観客に深々と頭を下げるなでしこジャパン(ロイター)

東京五輪で準々決勝に進出したなでしこジャパンに、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)〝2011年ドイツW杯劇的V〟の再現を期待した。

日本は27日のメキシコ戦で1―0と接戦を制し、E組3位で決勝トーナメントに進出。準々決勝でスウェーデンとの対戦が決まった。

田嶋会長は試合後に協会を通じて「ホームでファン・サポーターの方たちがいることがとても心強かった」とまずは有観客開催でファンの後押しが大きかったことを強調。「必ずしも全てが良かったわけではないかもしれないが、交代で入った選手が得点したということはチームの狙い通りの形だったのではないか」と終盤の勝負強さを高く評価した。

準々決勝で対戦するスウェーデンは1次リーグで優勝候補の本命米国に圧勝して今大会最強と目される難敵。それでも「スウェーデンは今大会で最も評価の高いチームだが、トーナメントでは何が起こるか分からない。2011年の女子ワールドカップで優勝候補のドイツに勝って勢いに乗ったように、一致団結して次の試合を乗り越えてほしい」と、伝説のW杯優勝を地元開催の夢舞台で再現することに大きな期待を寄せた。

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