社会発展に相互理解を 九州・沖縄の高校生が討論会

フォーラムでSDGsについて意見を出し合う高校生たち

 国際ソロプチミストアメリカ日本南リジョン(九州・沖縄地域)が主催する、高校生が持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶフォーラムは5日、九州各県と沖縄県の計8会場をオンラインで結び開催された。本県は宮崎市のシーガイアコンベンションセンターをメイン会場に実施。県内16校から約40人が参加した。
 SDGsに取り組む必要性を説く基調講演や、専門家によるパネルディスカッションを視聴。その後、生徒たちは会場ごとに経済、環境、社会がバランス良く発展する大切さを考えるカードゲームに挑戦した。
 ゲームを通して感じたことをまとめた、各県代表者による発表では、「相互理解や情報の共有が大切」「目標達成には幅広い協力が必要」などの意見が出された。
 参加した同市・宮崎学園高2年の長(ちょう)みな美さん(17)は「講演を聴き、男女平等社会の実現の必要性を強く感じた。他校生徒と協力してゲームに取り組んだことで、視野を広げることができた」と話していた。

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