カード使い目標イメージ 中学生、講話で理解深める

カードを使い、SDGsの重要性について考えた門川中の3年生

 門川町の門川中(山内昭弘校長、478人)で9日、企業コンサルタント会社「シンク・オブ・アザーズ」(日向市)の難波裕扶子(ゆうこ)代表によるSDGs(持続可能な開発目標)講話があった。3年生170人が認識を深めた。
 社会や企業で取り組みが進んでいることを踏まえ、職場体験の一環で行った。難波さんはSDGsで掲げる17の目標の意義を説明。「未来は自分たちでつくるもの。未来をどうしたいか、そのために何をすべきか考えて」と呼び掛けた。生徒たちは目標が書かれたカードを使い、それぞれの重要性について議論した。
 生徒たちは昨年度、SDGsに基づいた授業を受けた。17の目標から「つくる責任、つかう責任」や「海の豊かさを守ろう」など、同町に関連の深い八つを選び、探究学習を実施。食べ残しをなくすための研究や、海のごみの商品化などに取り組んだ。
 篠原海月(みづき)さん(14)は「実際に行動したことに加え、難波さんの話を聞いたことでSDGsのイメージができた」と話していた。

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