高畑充希 福島・南相馬市の映画館「朝日座」に1年ぶり凱旋「〝母校〟みたいな感覚でうれしい」

(左から)タナダユキ監督、高畑充希、大久保佳代子、佐野弘樹

映画「浜の朝日の嘘つきどもと」(9月10日全国公開)の朝日座凱旋イベントが11日、福島・南相馬市の映画館「朝日座」で行われ、主演を務めた女優の高畑充希(29)、共演のお笑いコンビ「オアシズ」の大久保佳代子(50)、佐野弘樹(27)、タナダユキ監督(45)が登壇した。

同作は実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身で茂木莉子と名乗る女性(本名・浜野あさひ)が高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保)との約束〝朝日座再建〟のため、小さな〝嘘〟をついても映画館を守ろうと奮闘するストーリー。8月27日に福島県先行公開され、9月10日から全国公開される。

主人公・茂木を演じた高畑らは、昨夏の撮影以来、1年ぶりに「朝日座」へ凱旋。高畑は「変わらず朝日座がどっしり存在していて、自分が1年前に戻った気がしてノスタルジックな感覚です。朝日座は少し〝母校〟みたいな感覚があって、入った瞬間に(撮影中のことを)思い出すところがあるので、戻って来られてうれしい」と話した。

大久保はこれまでで一番セリフがある役を演じたが、高畑から長セリフの対処法について「最悪カンペを見ればいい!」というアドバイスをもらったことを明かした。

また、莉子が恩師との約束を果たすため奮闘する内容にちなんで、「大切な人と交わした約束や果たしてもらっていない約束があるか」のトークを展開。大久保は「2人くらい『40歳までにお互い結婚してなかったら、結婚しよう』と話していたが、消息不明になった」とぼやいて笑いを誘った。

さらに、「朝日座」が100年もの間、多くの人の憩いの場として愛され続けていることにちなみ、自身の「憩いの場」を聞かれると、高畑は「実家。小さいテラスがあって夏になるとバーベキューをするんですが、両親も人に会うのが好きなので実家にたくさん人を呼ぶ。私がいなくても、友人が来ていたりする」と話し、驚かせた。

司会から「コロナが落ち着いたら『浜の朝日の嘘つきどもと』の共演者も実家に呼びますか?」と聞かれると、高畑は「お酒が飲めて、犬と猫アレルギーがなければ、ぜひ!」と誘うと、大久保は「すぐ行きます!」と答えた。

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