【ナショナルバンクOP】錦織が2回戦を前に右肩痛で棄権「ケガのリスクを負いたくない」

右肩痛のため大会の棄権を発表した錦織(ロイター=USA TODAY Sports)

男子テニスツアーのナショナルバンク・オープン(カナダ・トロント)男子シングルスに臨んでいる世界ランキング55位の錦織圭(31=日清食品)は11日、右肩痛のため大会を棄権すると発表した。

この日、2回戦でホベルト・フルカチェ(ポーランド)と対戦する予定だった。錦織は主催者を通じて「残念ですが、今日の試合を棄権することにしました。長時間のプレーで右肩の痛みがひどくなり、さらなるケガのリスクを負いたくない。早く健康な状態にしてコートに戻ることに専念する」とコメントした。

錦織はベスト8に進出した東京五輪をキッカケに調子を上げており、シティ・オープン(米ワシントン)では2年4か月ぶりに準決勝まで勝ち進んだ。今大会も1回戦に勝利した際に「今年最高のテニスができている」と話していたが、全米オープン(30日開幕、ニューヨーク)に向けて安全策をとった格好だ。

次戦はウエスタン&サザン・オープン(15日開幕)にエントリーしているが、右肩の状態が気になるところだ。

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