ドジャース・ベッツ 右臀部の炎症で今季2度目の故障者リスト入り

日本時間8月12日、ドジャースはムーキー・ベッツ外野手を右臀部の炎症により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ベッツは同7月26日に同様の症状で故障者リスト入りし、同8月2日に戦列復帰を果たしたばかりだった。2014年のメジャーデビュー以降、ベッツが故障者リスト入りしたのは2015年(脳震盪)と2018年(左腹部痛)の2度だけだったが、後半戦がスタートしてから1ヶ月も経過しないうちに今季2度目の故障者リスト入りとなってしまった。

現在28歳のベッツは今季がドジャースに移籍して2年目のシーズン。今季はここまで87試合に出場して打率.277、17本塁打、44打点、7盗塁、出塁率.378、長打率.521、OPS.899をマークしている。特に後半戦に入ってからは好調で、8試合に出場して打率.484、4本塁打、OPS1.500と打ちまくっていたが、右臀部の炎症がコンスタントな出場を妨げている。

デーブ・ロバーツ監督はベッツの状態について「何も変わっておらず、快方には向かっていない。明らかに彼は失望しているし、フラストレーションを感じている。我々は引き続きこの問題に取り組んでいくが、(故障者リスト入りによる)休養を取ることでいい結果が得られることを願っているよ」とコメント。ベッツはロサンゼルスで専門家の診察を受けることになっているようだ。

ベッツの故障者リスト入りは最終出場の翌日、日本時間8月9日にさかのぼって適用されており、最短で同19日に復帰が可能。ただし、ロバーツは「彼が(故障者リスト入りから)11日目に復帰できるかどうかは誰にもわからない」と復帰時期の明言を避けた。「今はとにかく痛みや違和感が和らぐことを期待しているよ」と万全の状態を取り戻すことを優先させる方針だ。

首位ジャイアンツを4ゲーム差で追う状況のなか、主力のベッツを失うことになったドジャース。ロバーツは「我々には才能のある選手がたくさんいる。自分たちができることに集中し、いい野球をすることが大切だ」と自軍の選手たちへの信頼を口にした。

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