【札幌記念】ラヴズオンリーユーが1週前追い切り 川田「いい走りを見せられればと思います」

川田を背に追い切ったラヴズオンリーユー(下)

22日のGⅡ札幌記念(札幌芝2000メートル)に出走するラヴズオンリーユー(牝5・矢作)が12日、函館競馬場の芝コースで川田を背に1週前追い切りを行った。

同厩のリーゼントジャンボ(3歳未勝利)を大きく追走し、直線で馬体を外に併せると瞬く間に2馬身の差をつけてフィニッシュ。4ハロン52・6―38・4―11・4秒をマークし、貫録の違いを見せつけた。

2月のGⅡ京都記念(1着)以来のコンビとなる川田は「4か月ぶりの競馬の1週前追い切りで、しまいはある程度しっかりと動きを作りました。追い切り自体はいい内容で終えることができましたし、状態も僕が(京都記念の前に)一番最初に乗せてもらった時のようなバランスの乱れがなく、全体的にいい雰囲気で来られていると思います。ドバイに行く前の追い切りでしっかりいい状態に戻っていて、この状態でどんな競馬をしてくれるのかと思っていましたが、とてもいい内容で走れて、続けて香港で結果を得ての今回ですからね。海外での2戦はコロナの影響で乗れずに日本で見ているだけでしたが、実力馬が能力を出して海外で結果を出してくれたことは嬉しかったです。まずは札幌記念を無事に迎えて、日本のファンの皆様の前でいい走りを見せられればと思います」と意気込みを語った。

同馬は前走の香GⅠクイーンエリザベス2世Cでオークス(19年)に続くGⅠ2勝目。秋には米GⅠブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(11月6日=デルマー芝2200メートル)を本線に米国に渡り、その後は香港遠征(香港カップか香港ヴァーズ=いずれも12月12日=シャティン)を視野に入れている。

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