辞職明言せず 河村市長に名古屋市民が憤慨!「早く交代してほしい」

もはや四面楚歌だ

名古屋市の河村たかし市長(72)による〝金メダル騒動〟を巡り、地元住民も怒り心頭だ。

河村氏は4日、東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表で同市出身の後藤希友投手(トヨタ自動車)が表敬訪問した際に、当然マスクを外して金メダルにかじりついた。常識を逸するまさかの行為に、多方面から批判が殺到。それを受け、12日には後藤の金メダルが新しいものに交換されることが決まった。

この件について、河村氏は市役所で取材に応じ「ゴールドメダリストの宝物への配慮がなかった」と改めて謝罪。「交換費用は個人で支払いしたいと伝えた」と語ったものの、東京五輪・パラリンピック組織委員会は、金メダルの交換費用を国際オリンピック委員会(IOC)が負担することになったと明らかにした。

謝罪の言葉を並べながらも、結局はIOCが費用を負担するという中途半端な対応ぶり。ある名古屋市民は「交換するのは当たり前。絶対名古屋市のお金は使ってほしくないし、河村市長のお金を使ってほしい。河村市長が負担するべきだ」と糾弾。別の市民からは「こんなことで全国ニュースになってしまう市長は本当に恥ずかしい。自分の名を売ることばかりに一生懸命だし、早く交代してほしい」との声も飛び出した。

河村市長は、4月の名古屋市長選挙で2位に約4万8000票差をつけて当選したばかり。辞職するかの質問には「無責任なことは言えません。辞職するということは選んでくれた方もお見えになりますので、相当重い話になりますので、ちょっとここで言うのは…」と言葉を濁したが、四面楚歌の状況はまだまだ続きそうだ。

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