2019年末に発売されて以来、大ヒットとなっているトヨタ ライズ。169万円から買えるうえ、流行りのコンパクトSUV。そして先進安全装備も付いているとあって、売れているのも納得である。だか、いざ購入するとなると悩むのはグレード選びだ。現在4種類ラインアップしているが、トヨタディーラーによれば中級グレードが人気を博しているという。一体その理由は何か?!
ライズ人気の理由は見事なパッケージングにあった! 低価格で、しかも流行りのSUVで人気なのも納得
トヨタ ライズといえば5ナンバーサイズに収められたコンパクトSUVである。じつはダイハツ ロッキーと兄弟車であり、装備内容と価格はほとんど同じ。違いと言えばエクステリアデザイン程度である。
実際の販売台数を見てみると、トヨタ ライズが圧倒的なのだった。
そして冒頭に述べた通り、最上級グレードZ(206万円)ではなく中級モデルであるG(189万5000円)が人気を博しているという状況である。一体どんな理由があるのだろうか?
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最上級グレードとの違いは先進装備にあり! 中級グレードでも十分な内容だった
都内近郊のトヨタディーラーによればその答えはズバリ、「装備内容にある」という。今回比べる最上級グレードZには、先行車を任意のスピードと車間距離をキープして追従してくれるアダプティブクルーズコントロールが備わるのだ。ところがZ以外のグレードは、オプション設定すらされない構成となっている。
じつはこの機能にこそ、今回の答えがあるのだった。アダプティブクルーズコントロールは長距離運転に嬉しい機能である。
ところが、だ。先のトヨタディーラーマンによれば「ライズを購入される方は軽自動車やコンパクトカーからの乗り換えが多いです。そして街中をメインで使うユーザーが圧倒的」だという。
つまり今回の話を参考にすれば、ライズを求めるユーザーはアダプティブクルーズコントロールを必要としていない向きが多いのだった。
ちなみに両グレードの価格差は17万円程度あり、普段使わないならば中級グレードでもいいのでは? というわけだ。
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【外装比較】違いは流れるウィンカーの有無。機能はほとんど同じ
そのほかの違いとしては全車LEDヘッドライトを採用しているが、最上級グレードはいわゆる流れるウィンカーを装備しており、機能の差としてはほとんどないのだった。そしてホイールカラーが異なる程度となっている。
結論としては、街中重視であれば中級グレードGで十分なのだった。これからライズの購入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にグレード選びをしてほしい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】