ソフトバンク・工藤監督 モイネロ離脱も逆境打破へ気合「明日からすべて勝つつもりで」

ソフトバンク・工藤監督

逆境を乗り越えてリーグ連覇を目指す。ソフトバンクの工藤公康監督(58)が、13日から始まる後半戦に向けて一戦必勝モードで臨むことを宣言した。

現在、勝率5割の4位。それでも55試合を残して首位・オリックスまで4ゲーム差と十分に引っくり返すことはできる。

「明日からの試合をすべて勝つつもりで入っていく。それぐらいの気持ちで明日からの試合に集中していくことが大事」。

かねて足下を見据えて2勝1敗のカード勝ち越しを短期目標に設定している指揮官が力を込めて話した。

不安材料もある。セットアッパーのリバン・モイネロ投手が左手首の違和感により後半戦スタート前にリハビリ調整となった。頼みの守護神・森、主砲・グラシアルの復帰も見通しが立っていない。

それでも優勝争いの経験は豊富。ここからの戦いには一日の長がある。「頂点を目指す、そこがホークスに課された義務だと思っています。みんなで力を合わせていかないといけない」。王者の底力を見せるつもりだ。

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