県内 感染経路不明拡大 行政検査以外で判明46%

 県内の新型コロナウイルス感染者のうち、発熱などの症状が出て医療機関を受診し、保険適用検査で陽性と判明した人の割合が、今月に入って46.4%に上っていることが県への取材で分かった。行政の疫学調査で追えていなかった感染者で、県外からの人流の増加が一因となって感染の火種が県内で広がっていることを示している。県内の11日時点の感染状況は、5指標のうち2指標で政府分科会が示す「ステージ4(爆発的感染拡大)」の目安を超え、県は「第5波」のさらなる拡大に警戒を強める。

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