エンゼルス・大谷翔平 5年275億円も!〝常識外れの契約〟ESPNが予測

38号ソロを放った大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は11日(日本時間12日)の本拠地アナハイムでのブルージェイズ戦に「1番・DH」で出場し、0―2の3回に38号2ランを放った。

7月28日(同29日)のロッキーズ戦以来、14試合、48打席ぶりの一発は飛距離413フィート(約126メートル)だった。本塁打王を争うゲレロの目の前でリードを3本差に広げた。打点も84とし、リーグトップのゲレロに4点差と迫った。

これでシーズン本塁打は球団単独9位となり、左打者では1982年のレジー・ジャクソンがマークした39本塁打にあと1とした。

大谷についてはあと4勝の1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」、50本塁打、2冠王など記録面が話題になっているが、今後の年俸も注目されている。

米スポーツ専門局ESPN(電子版)は12日(同13日)に「エンゼルスは大谷翔平をキープできるか? ロサンゼルスにのしかかる給与危機」との見出しで、他球団の監督、代理人、識者などに意見を求め、大谷の今後の年俸を予測する特集を掲載した。

大谷は2年契約で年俸は今季が300万ドル(約3億3000万円)で、来季が550万ドル(約6億1000万円)で、2022年オフに再び年俸調停の権利を有し、23年オフにFAとなる。故障せずに二刀流で今季と同程度の成績を残した場合、年俸は従来の常識を超えた金額になるだろう。

同電子版は「彼の好きな年数を要求できる。毎年5000万ドル(約55億円)の5年契約だってもらえるだろう」「少なく見積もって5年2億5000万ドル(約275億円)さ」「見たこともない調停になるだろうな」「今年の冬のうちに大谷の契約を再交渉するのがエンゼルスにとって賢明だ」などの意見を紹介した。

エンゼルスの今季のチーム年俸総額は約1億8200万ドル(約201億円)。トラウトが3712万ドル(約40億8000万円)、レンドンが2807万ドル(約30億8000万円)と超高額選手が2人おり、仮に大谷が5000万ドルとなると年俸総額の枠を広げる必要がある。悩ましい問題だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社