プレシーズンで大苦戦のバイエルン…ナーゲルスマン新体制は茨の道に

 バイエルン・ミュンヘンはユリアン・ナーゲルスマン監督の下新シーズンの準備を進めているが、クラブの現状は茨の道となっている。

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 今夏プレシーズンでひどい目に遭ったバイエルンは、1勝もできずボルシア・メンヒェングラートバッハとの2021-22シーズン開幕戦を迎える。RBライプツィヒで実績を残し、満を持してドイツの首都に到着したナーゲルスマンは、主力選手が国際試合から長期休暇を取っていたため、プレシーズンでスタイルの浸透に悪戦苦闘。ブンデスリーガ18チームの中で最も準備に遅れ、ファンからの信頼を得られていない。

 バイエルンのレジェンドであるローター・マテウス氏は、古巣は選手層がやや薄くブンデスの他クラブの方が充実していると言及。「バイエルンのスタメンは最高だが、ライプツィヒは最高のチームだ」と『Sport Bild』で語った。「もし先発11〜13人を除いて両チームを比較した場合、ライプツィヒの方がチームのハプニングに対応できる。2020年に全てのタイトルを獲得したバイエルンは層の厚みという点でとても有利な立場にあった。だが昨シーズンにはそれができず、アラバ、ボアテング、マルティネスとさらに3人が去ってしまった」。

茨の道となったナーゲルスマン新体制のバイエルン Photo Christian Kaspar-Bartke

編集部 中田

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