登下校時の事故を防ごうと、横浜市都筑区の市立山田小学校の児童10人と保護者が3日、同区東山田町の通学路脇の壁面にドライバーに注意を促すペイントを施した。ドライバーの目に付きやすい壁面を黄色に塗り上げ「通学路 最徐行」の標語を記載。速度を出し過ぎないよう求めた。
ペイントは、6月に千葉県八街市で起きた下校中の児童5人の死傷事故がきっかけ。壁面の土地所有者が「子供たちの安全のために役立てられないか」と、保護者の山口みゆきさん(48)に提案。山口さんが保護者有志に呼び掛けて、児童を中心にペイントすることになった。
保護者らによると、壁面前の通学路は車1台分の道幅しかないが、幹線道路への抜け道として使われている。朝の通勤時間帯を中心に車両の通行が多く、児童が巻き込まれる事故を心配する保護者は少なくない。