巨人・山口俊が逆転2ランにぼう然…打線の援護なく128球の力投が水の泡

7回、中日・ビシエド(左)に痛恨の一発を浴びた巨人・山口

巨人・山口俊投手(34)が13日の中日戦(東京ドーム)に先発。7回途中まで128球を投じ、1失点で降板した。

4回までは一人の走者も許さぬパーフェクト投球を披露し、6回まで1安打無失点に封じた。打線が初回に挙げた1点を守り抜いたが、7回に手痛い一発を食らった。先頭打者・大島にこの日初めての四球を与えると、続くビシエドに低めの変化球をうまく拾われ、左翼スタンドへの逆転2ランを浴びてしまった。好投を続けていた山口はマウンドで立ち尽くし、ただただ打球の行方を見届けるしかなかった。

結局、山口はこの回二死一、二塁のピンチを招いたところで降板。「後半戦の初戦ということなので、何とかいい形でチームが波に乗れるように一人ひとり集中して投げていきます」と意気込んでいた通りの投球をみせたが、初回以降は打線の援護に恵まれず、3勝目はならなかった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社