巨人・坂本勇人内野手(32)が公式戦再開となった13日の中日戦(東京ドーム)で、いきなりの猛打賞をマークした。
「2番・遊撃」で先発出場すると、相手先発の柳から3打席連続で安打を放ち、8回には四球を選んで全4打席で出塁。チームの4―2での逆転勝利に大きく貢献した。坂本は前半戦終了後にオールスターに出場し、そのまま東京五輪の大舞台に出撃した。走攻守で安定した活躍をみせ、侍ジャパンに悲願の金メダルをもたらし、チーム内では誰よりもフル稼働で後半戦に突入した。
そんな背番号6に、原辰徳監督(63)は「本人は少々、体力的にも精神的にも(しんどい)というところはあるかもしれませんけどね。しっかり自分にムチ打っていいスタートを切ってくれました」とたたえた。前半戦の終盤は本調子ではなかったが、指揮官に言わせれば「1か月くらい前の話だからね。今、1か月は野球界というのはひと昔らしいよ」。首位奪回にリーグ3連覇、そして日本一奪回へ、やはり坂本の存在は欠かせない。