8月15日「精霊流し」交通規制 コロナで極力控えるよう呼び掛けも

交通規制区間(長崎警察署)

 長崎県警は精霊流しの15日、長崎、佐世保、諫早の各市で、車両通行禁止や一方通行、歩行者通行禁止の交通規制を実施する。一方、長崎市は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、精霊流しを極力控えるよう呼び掛けている。
 交通規制の開始時間は長崎市のうち長崎署管内が午後5時、大浦、浦上各署が同6時。佐世保市は、佐世保署管内が同2時。早岐署管内が同6時。長崎市内は精霊流しが終わるまで。佐世保市は早岐署管内が同10時、佐世保署管内は同11時まで。
 長崎市では、長崎電気軌道が同日午後5時ごろから、1号系統のうち新地中華街-崇福寺と、4号系統(崇福寺-蛍茶屋)を運休する。同市は、船を流す時は練り歩かず、速やかに一番近い流し場へ行くことや見物、終了後の会食の自粛を求めている。
 県警交通規制課によると、県内では道路使用許可の届け出が必要な全長2メートル以上の精霊船は6日時点で342隻。昨年は15日時点で522隻で、今年は減少傾向にあるという。

 長崎市中心部の主な車両通行禁止区間は次の通り。
 ▽崇福寺入口交差点-観光通り-中央橋-旧県庁前-夢彩都前▽長崎駅南口交差点-五島町交差点-玉江橋交差点(一部区間、路線バスを除く)▽馬町交差点-興善町交差点-テレビ長崎前-県警本部前交差点▽玉江橋交差点-夢彩都前-県警本部前-旭大橋下

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