フェンシング・男子サーブル個人 浜口が銅メダル 初の全国で好成績

【フェンシング男子サーブル個人】自身初の全国大会で銅メダルを獲得した浜口=福井県越前市AW―Iスポーツアリーナ

 フェンシングの男子サーブル個人で3位入賞した浜口(諫早商)。競技を始めて約1年半ながら、将来性を見込まれてU17日本代表候補に名を連ねる。初の全国大会で銅メダルをつかんだ2年生は「実感はまだないけど、素直にうれしい」と声を弾ませた。
 前日は1組5人の総当たりだった予選プールで4戦全勝し、続くトーナメント1回戦も勝って16強入り。この日も勢いは止まらず、2回戦でフルーレ個人覇者に10-14から連続ポイントで逆転勝ちすると、準々決勝も15-13で競り勝つなど粘り強さを発揮した。8-15で敗れた準決勝は「体力が続かずに弱気になった」と今後の課題を挙げた。
 中学までバレーボールで培った脚力、身長178センチと手足の長さを生かした広い間合いから攻撃を仕掛けるのが持ち味。6月に島原市で行われた日本代表合宿に特別参加するなど、刺激を受けながら成長を続ける。伸びしろ十分のホープは「もっとフットワークをしっかりつけていく」と先を見据えていた。

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