長崎県立佐世保西高の卒業生で、東京五輪に柔道タイ代表として出場する深見利佐子さん=筑波大大学院=のオンライン激励会が16日、同校であり、後輩たちがエールを送った。
深見さんは父がタイ人、母が日本人。6歳から柔道を始め、高校時代は個人48キロ級で2度インターハイ出場。筑波大から筑波大大学院に進み、2018年にジャカルタ・アジア大会52キロ級でタイ代表として銅メダルを獲得した。大学院で世界遺産学を学びながら五輪の出場切符を得た。
激励会で生徒会の永安蒼天さん(16)と金子明日美さん(16)が「画面越しではあるが、勝利を信じ応援している」と激励。柔道部の佐々木綾さん(17)は「同じ西高生として尊敬し誇りに思っている。スポーツの力で日本とタイを明るくしてほしい」と語った。生徒らがメッセージを書き込んだ横断幕は後日、深見さんに送るという。
深見さんは終了後「1回戦突破が目標。見た人がおもしろいと思える柔道をしたい」と話した。
五輪柔道タイ代表 深見さんへ母校が激励会 後輩「勝利を信じ応援」
- Published
- 2021/07/17 11:41 (JST)
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