F1オランダGP、2021年は開催へ。主催者が収容率3分の2での実施を発表

 F1オランダGPのオーガナイザーが、2021年の同グランプリは予定どおり9月3日~5日に開催し、人数を抑えるものの観客をサーキットに迎え入れる計画であることを明らかにした。

 オランダGPは1985年以来の復活を2020年に予定していたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響により中止となった。今年は第13戦として、サマーブレイク明けの3連戦のなかの2戦目に組み込まれている。

 オランダでは7月半ばに感染者数が急増したため、オランダGP開催についての判断に注目が集まっていたが、現在では感染者数は減少傾向にある。

 主催者は、オランダ政府からの許可を得たとして、2021年オランダGPを予定どおり開催し、3分の2の収容率で観客を入れると、8月13日に発表した。

2019年レッドブル・ショーラン・イベントでザントフォールトを走行したマックス・フェルスタッペン

 元F1ドライバーで現在オランダGPのスポーティングディレクターを務めるヤン・ラマースは、次のようにコメントした。

「私にとってはグラスの中身は3分の2といったところだが、とにかくプランを推し進めていく」

「オランダGPの運営に携わるサーキット・ザントフォールト、スポーツバイブス、TIGスポーツの三社は、オランダにおけるF1の将来に投資することを決めた」

「世界最大の『アルティメット・レース・フェスティバル』を開催するという野心を信じることが、今後数年における主要な目標であることに変わりはない」

「今年は比較的小規模な形にはなるが、スタンドが美しいオレンジに彩られるなかで、世界選手権の戦いが繰り広げられる」

 オランダ出身のマックス・フェルスタッペンは今年F1チャンピオン候補としてシーズンを戦っており、現在、ポイントランキング首位のルイス・ハミルトンを8点差で追う展開になっている。

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