【卓球】伊藤美誠の〝許昕とペア組みたい〟が中国で大波紋「絶対ダメ」

水谷、伊藤組に敗れ銀メダルだった許昕(左)、劉詩雯組(ロイター)

東京五輪卓球混合ダブルスで金、女子シングルスで銅、女子団体で銀メダルを獲得した伊藤美誠(20=スターツ)のひと言が、中国で大反響となっている。

水谷隼(32=木下グループ)との混合ダブルス決勝で許昕、劉詩雯組(中国)を下すなどし、すっかり中国でも時の人となった伊藤。中国共産党系機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」がインタビューし、大魔王と呼ばれることなどについて質問した。大魔王について伊藤は「すごくかっこいい。とてもうれしいんです。でも勝たないと大魔王じゃないから、試合で勝てる実力を付けています」と、のびのびと話している。

最も注目を集めたのは、中国の男子選手なら誰とペアを組みたいか?との質問。伊藤は「私はいつも左利きの選手と組んでいるので許昕とのペアを試してみたい。それか、私と同い年の王楚欽」と回答。これが「伊藤美誠は許昕とペアを組みたい」として中国版ツイッター「ウェイボー」のホットワード上位に入った。

しかし中国女子最大のライバルが、中国男子のスター選手・許とのペアを希望するのは嫉妬心を大いに刺激するのか、ネット上では「絶対ダメ」「合わない」「許昕は私たちのもの!」「昕雯(許昕、劉詩雯組)が最強なの」と不支持の嵐。

大魔王の圧倒的存在感は中国でも健在だ。

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