ソフトバンク・東浜が自己最多11Kで3勝目 工藤監督の〝復調確信〟に応える快投 

完全復活を印象付ける好投を見せたソフトバンク・東浜

ソフトバンクが14日の日本ハム戦(ペイペイ)に2―0で快勝。貯金を2とした。完璧な投球で3勝目を挙げたのが、先発の東浜巨投手(31)だ。

8回を投げて2安打無四球無失点。6者連続をマークするなど自己最多の11三振を奪った。直球、変化球ともに抜群で2回以降はノーヒットだった。

お立ち台では「ここから一つも負けられない試合が続く。自分の登板も限られてくる中で、最大限の努力をしてチームが勝てるように頑張りたい」とフル回転を誓った。

今季は右肩のコンディション不良などで開幕に出遅れ、交流戦から一軍に復帰した。ただ、前半戦は「すべてにおいて物足りなかった」と振り返る。そこで1か月の中断期間を使って土台から作り直した。「ランニングも、トレーニングも、投げることに関しても、しっかり時間を割いてやってきた」。

ストイックな姿勢や意識の高さは誰もが認めるところ。間近で取り組みを見てきた工藤監督も、この日の試合前に「この1か月、自分でもうワンランク上げるための練習をしてきたことが今日、出るのかなと思っています。僕も楽しみです」。こう確信めいた口ぶりで話していた。その期待にバッチリと応えた。

前日も石川が8回途中1安打無失点の快投。先発陣の頼もしい投球が光っての連勝となった。

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