ソフトバンクの石川柊太投手(29)が29日、ウエスタン・阪神戦(タマスタ筑後)に先発。4回を2安打1失点に抑えて、5三振を奪う快投を見せた。
前半戦の終了から2週間。投球フォームにズレが生じていたとのことで、ここまでの期間を使って修正を図ってきた。
「体の開きなど技術的なところも含めて修正した上で、対打者にどういう感じで投げられるかと投げた。今日は自分の中で〝投げ感〟をテーマにした。方向性としてはいいものが出たと思う」と手応えを口にした。
今季は初の開幕投手を務めた。防御率3・29はリーグ6位の好成績ながら、勝ち星に恵まれず3勝8敗。7月に入ってからはリリーフにも回っていた。
再び先発ローテでのフル回転が期待される後半戦に向けて、昨季2冠の右腕が静かな闘志を燃やしている。