新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、平塚市は三菱自動車から電気自動車(EV)2台を無償貸与してもらい、接種会場の電源として活用している。接種会場で冷房器具を使用する際に役立てられている。
5月から接種会場となっている神田や金田など各公民館に付属する体育館では、夏場にかけて気温が上昇し、冷房器具を増設する必要があったが、施設の電力が不足していた。
そこで市は、災害時にプラグインハイブリット電気自動車(PHEV)を提供してもらう災害協定を4月に締結した三菱自動車に対し、EVの貸与を要請。7月末からEVを公民館に配置し、冷房器具を増やした。
市健康課は「市民やスタッフが過ごしやすい環境を整えられるようになった。接種後の体調管理にも役立っている」と感謝している。