コロナ禍県内「終戦の日」 式典中止や縮小 遺族ら静かに祈り

「今の平和は、多くの人の犠牲の上に成り立っている」と語る杉本宗士さん。コロナで慰霊祭などが中止となる中、「15日は父親らの冥福を祈り手を合わせる」=日南市星倉

 新型コロナウイルスの感染拡大で県独自の緊急事態宣言が発令される中、県内各地の戦没者慰霊式典が昨年に続いて中止や規模縮小を余儀なくされている。終戦から15日で76年を迎えた。都内では全国戦没者追悼式が行われるが、本県の遺族らは感染リスクを考慮して2年連続で参加を見送り。それでも、「平和の大切さを次世代へ」とそれぞれの場所で静かに祈りをささげる。

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