がん闘病中の高須院長が終戦の日にサプライズ登壇「またお会いできるのは英霊の力」

高須院長

高須クリニックの高須克弥院長(76)が15日、都内で開かれた「感謝の心をつなぐ青年フォーラム」に出席し、闘病中とは思えない元気な姿を見せた。

例年、終戦の日に靖国神社の参道で開かれている「感謝の心をつなぐ青年フォーラム」はコロナ禍で、昨年に引き続き、近くの会場からオンラインでの配信となった。戦没者への黙とうや各国の青年からの提言が披露された中、司会を務めた気象予報士で女優の半井小絵(48)は「ここで急きょなんですが、(青年フォーラムの)特別顧問の高須先生からご発表していただくことになりました」と紹介し、高須氏が登壇した。

高須氏は「こんにちは。私、昭和20年の1月生まれで、ちょうど76歳になります。末期がんでございまして、去年のうちに死んでしまうと思われたが、最後のご奉公は思いが遂げられなかったので、皆さんにまたお会いできるのは英霊の力じゃないかと感謝していると」と切り出した。

高須氏は2018年に全身がんを公表し、SNSでその壮絶な闘病生活を寄せている。

「特攻的ながん治療に挑戦しまして、そんなことをしていいのかというのを全部やった。幸い、今年になって、持ち直しまして、そういうことなら話は別だと。若者たちのフォーラムだからジジイが来ちゃいけないと思ったが、若くしてもう一回戻ってこようと」と場内を笑わせた。

約7分ほど講演し、「死にどころを探していて、去年いいところを見つけたと思ったが、うまく死に場所にならなかった。もういっぺん死にますから。それこそコロナの終息、日本の再びの繁栄を祈って、身を捧げていくつもりでございます」と挨拶すると拍手喝采に包まれた。

高須氏はその後、ツイッターで「最後のサプライズゲストなので話し足りない。残念なう」「もいっぺんやりたい」と心境を投稿していた。

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