【東京五輪】JOC・山下泰裕会長がコメント「これこそがオリンピズムの本質」

JOC・山下泰裕会長

7月23日に開幕した東京五輪は8日に全日程を終了。それを受け、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長が(64)がコメントを発表した。

山下会長は冒頭に「東京2020オリンピックの開催にあたり、ご尽力いただいた大会組織委員会をはじめとする関係者の皆様、医療従事者の皆様、ボランティアの皆様、選手を応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます」と謝辞を述べた。

その上で「新型コロナウイルス感染症対策により、様々な制約の中で開催された今回のオリンピック競技大会は、改めてオリンピック・ムーブメントと向き合うきっかけとなりました。大会を通じて改めて実感したことは、アスリートが目標に向かって努力し、お互いが高めあう姿、そして競技後に健闘を称え合い、交流する姿は、多くの人の心に届くものであるということです。これこそがオリンピズムの本質だと思います」とつづった。

最後には「各国・地域からお越しいただいたアスリートならびに関係者の皆さんには、本大会をきっかけに、改めて日本に訪問いただければと思います。そしてこのような交流が、世界のつながりを深めていく一助になることを信じております。2週間後にはパラリンピックが開催されます。オリンピックで多くのアスリートが示したように、逆境の中でも様々な方の支援をいただきながら、工夫を凝らして成し遂げる力を、多くの方に感じていただける大会になることを期待しています」と願った。

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