〝邪道〟大仁田厚(63)率いるFMW―Eの旗揚げ第2戦(15日、大阪・花博記念公園鶴見緑地)で、2日にがんで死去した保坂秀樹さん(享年49)の追悼セレモニーが行われた。
第3試合終了後、出場全選手がリング周辺に集まる中、大仁田は保坂さんの遺影を手にリングイン。追悼の10カウントゴングが鳴らされた後、四方に深々と頭を下げ「このコロナ禍の中でお客さんに来ていただけるのが、保坂のためにはうれしいです」と語った。
続けて「ネットではいろいろ言われたが(保坂さんは)本当に弟のような存在でした。いい時も悪い時も僕のことを最後まで信じてついてきてくれた。僕がFMWを離れる時は『一緒についていきます』と泣いてくれました。人は一人では生きていけません。保坂がいてくれたから僕がこのリングに今まで立っていたんだと信じています。保坂、ありがとう」と天国の愛弟子を追悼した。
その後は会場に集まったファンに「意外にナメていると思うけど、シャレにならないです」と7月4日の旗揚げ戦と比べ、3倍の火薬量を使う壮絶なメインイベントに注意を促し、会場を盛り上げた。