【FMW―E】大仁田 地雷ボード大爆発! 最後は爆破イス被弾…無念の3カウント

試合後、ダメージたっぷりの大仁田

〝邪道〟大仁田厚(63)率いるFMW―Eの旗揚げ第2戦「バーンアウト」(15日、大阪・花博記念公園鶴見緑地)は壮絶な結末を迎えた。

「地獄のデスマッチ」と銘打たれたメインの6人タッグ戦で、岡田剛史、HASEGAWAと組み、シャドウWX改めミスター・ポーゴ、青柳政司、木高イサミ組と対戦。

7月4日の旗揚げ戦と比べ3倍の火薬量となる地雷爆破ボードが使用された他、直前で爆破イスが追加された危険極まりない一戦は、試合前には消防車が周辺を巡回するなど物々しい雰囲気となった。

最初の5分は大仁田とポーゴによるシングルマッチという変則ルールでスタート。ポーゴから毒霧、有刺鉄線バット、火炎噴射受けた大仁田は、これを何とかしのいだものの有刺鉄線が張りめぐらされたロープに押し込まれ最初の爆破。これに触発された両チームは、5分が経過する前にリングになだれ込む波乱の展開となった。

大仁田はポーゴをロープに叩きつけ、さらに木高を爆破机に叩きつけて爆破を誘い会場を興奮の渦に巻き込む。さらにポーゴを地雷ボードが設置された場外に追い込み、ついに大爆発となった。

リングが黒煙に包まれる中、ダメージを追った大仁田は木高から攻められ窮地に陥ると、最後はポーゴの爆破イス攻撃で被弾し、無念の3カウントとなった。

それでも試合後は「最後に言わせてくれ。俺たちは一生懸命生きている。俺はFMW―Eを絶対に潰さん!」と絶叫。「このコロナ禍でみんなありがとう。俺はプロレスが好きなんじゃ!」と恒例の〝大仁田劇場〟で締めくくりリングを後にした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社