【ノア】丸藤の化身「魔流不死」有観客興行に初登場 ムタ不在のリングは大荒れ!収拾不能に

消火器を楽しむ魔流不死(左)

ノア15日の神奈川・カルッツかわさき大会で、丸藤正道(41)の化身である魔流不死が有観客興行に初降臨した。

魔流不死は昨年5月の無観客興行に初登場し、グレート・ムタとのタッグで大暴れした。この日の大会でも魔界タッグを結成予定だったのが、ムタが濃厚接触者の疑いで大会を緊急欠場。パートナーをNOSAWA論外に変更し、小川良成、HAYATA組と激突した。冷静に考えるとたった一人で魔界からやってきてくれた魔流不死はかなり律儀だ。

果たして待っていたのは大荒れの展開だった。小川組のセコンドについていた清宮海斗が乱入し、因縁深いNOSAWAと乱闘を繰り返す。

ならば魔流不死も好き勝手に暴れるまでだ。小川から消化器を奪うと、リング上には白煙が舞い上がる。そのスキに小川がNOSAWAを足4の字固めに捕獲し、チームは敗北を喫したが魔流不死は我関せずのスタンスでHAYATAに毒霧を噴射。決着がついたはずのリングには清宮がまたも乱入し、NOSAWAを馬乗りエルボーでKOするという何とも混沌とした光景が繰り広げられた。

もはや収拾不能となった試合に関わった全員がノーコメントで会場をあとに。暴れるだけ暴れて魔界へ帰っていった魔流不死。せめてムタがいれば展開は違っていたのか…と考えると、ムタの存在感の大きさが改めて浮き彫りになる一戦だった。

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