広島零封負け…虎・秋山に今季4敗目 佐々岡監督「あと一本というところでかわされた」

打線が沈黙し、連敗となった広島・佐々岡監督

また秋山に苦杯――。広島は15日の阪神戦(京セラ)に0―3と零封負けし、後半戦最初のカードは負け越しとなった。

試合前の時点で今季すでに4戦3敗。阪神の天敵右腕・秋山攻略にまたも失敗した。4回まで毎回6安打を放ったが、決定打が出ない。初回は二死一、二塁、3回二死一、三塁と2度の好機に5番・坂倉がいずれも凡退。5回には2番の先頭・菊池涼が出塁も、続く小園がフルカウントで空振り三振。菊池涼も盗塁死で三振ゲッツーとなり、好機が一瞬で消滅。チグハグな攻撃に終始した。

中盤以降も攻撃陣は虎の継投策にかわされ、零封負け。佐々岡真司監督(53)は阪神・秋山について「今日もヒットは出ている。あと一本というところでうまくかわされたという感じ」と話したが、これで今季も右腕に4敗目。8勝目の敵右腕にとっては、お得意様の「広島銀行」となっている。

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